今、ひそかにブームになっていると噂の「クランペット」をご存知ですか?
外側はカリッと中はもちっとふわっとした、パンケーキのような食べ物なんですが、日本では知る人ぞ知るといった感じです。
日本ではなかなか手に入りにくいクランペットですが、カルディやコストコなどの輸入食品系のお店で購入できるのでしょうか。
また本格的なクランペットのレシピや、本格的なクランペットをつくるのに必要な冷蔵発酵についても解説したいと思います!
私は、オーストラリアにホームステイしているときに、朝食でクランペットが出てきて以来絶大なファンです。
2010年のことですが(9年も経ってるなんて…。)、それからというもの何度再現レシピを試したことか…!
そんな私がオススメする、「本格クランペットレシピ」です。
Contents
クランペットってなに?
私が初めてクランペットに出会ったのは、オーストラリアでしたが、発祥の地はイギリスです。
イギリスといえば、アフタヌーンティーの習慣があることで有名ですよね!
そのアフタヌーンティーのお供として、クランペットが食べられていたそうです。
クランペットという名前を初めて聞いた人もいるかもしれませんが、イギリスでは伝統的なおやつなんですよね。
クランペットってどんな味?
クランペットは、バターやはちみつ、メープルなどお好みでトッピングをして食べます。
もちろん、ツナサラダやアボカドペーストなどを乗せて、おかず風に食べるのもアリです!
クランペット自体は、パンケーキのような味なのですが、違うのは食感です。
外側は結構カリッと歯ごたえがありますが、中はもっちりしています。
写真を見ても分かる通り、大きめの気泡があるので、スポンジのようにじゅわっとバターやはちみつが滲みでてきて、とってもジューシーなんです!
想像しただけで美味しそうだと思いませんか?
クランペットの本格レシピ
私は長年いろいろなレシピを試しながら、納得のいく本格クランペットを探し求めていました。
いろいろなレシピが載っていますがクランペットならではの、この穴ぼこ気泡がないとクランペットじゃないんですよね!
ネットで検索すると、穴のあいていないクランペットがたくさん出てくると思います。
なにかが違うとこの穴が出来ず、普通のパンケーキになっちゃうんです。
クランペットに慣れ親しんだオーストラリアやイギリスの人でもこの「穴」をあけるのが、難しくいいレシピに出会えない!というほどです。
ここでは、私がオススメする本格的なクランペットレシピを紹介します。
材料(2~3人分)
- 小麦粉:150g
- 強力粉:100g
- 塩:小さじ1
- 牛乳:240ml
- ドライイースト(予備発酵のいらないタイプ):5~6g
- グラニュー糖:小さじ1
- 温かい水:250ml
- ベーキングパウダー:小さじ1
セルクルなしでもできますが、真ん丸のクランペットを作りたかったら、セルクルやパンケーキリングを用意するといいですよ!
↓こんなやつです^^
作り方
- ドライイーストと砂糖を混ぜる
- 牛乳を人肌になるまで温めて(500wで1分ほど)、①に混ぜる
- 大きめのボウルに強力粉と小麦粉を入れ、②を少しずつ入れる(少しゆるめのパン生地くらいになればOK)
- 冷蔵庫で一晩発酵させる
- 冷蔵発酵させた生地を常温に戻す
- 人肌に温めたお湯とベーキングパウダーを少しずつ混ぜ合わせる
- 発酵させた生地に⑤を混ぜあわせる(ハンドミキサーを低速を使うと楽です)
- フライパンとセルクルの内側に油を塗る
- 中火で焼く
- 表に気泡がでてきて、表面が乾いたら裏返して、こんがり焼き色をつける
- バターやはちみつなどをつけて完成
またクランペットは冷凍保存も可能です!
片面をしっかり焼き、冷凍しておけば、食べたいときにトーストすればカリカリのおいしいクランペットが味わえます。
冷蔵発酵が本格クランペットのコツ
発酵といえば、常温のイメージがありますよね。
このクランペットレシピでは、あえて冷蔵発酵しています。
理由は分かりませんが、冷蔵発酵したほうがしっかり気泡がでる気がします。
冷蔵庫に一晩寝かせて、翌朝生地を焼いて朝ご飯に…とか理想ですね!
この気泡にバターとはちみつがしっかりしみ込んで、こんがり香ばしくてカリッともちっとした食感は何度食べても美味しいです。
何度やっても、普通のパンケーキみたいになっちゃうという人は、ぜひこのレシピを試してみてください。
ミックス粉はカルディやコストコで買える?
失敗しにくいクランペット専用のミックス粉とかあればいいな~と思い、外資系のお店(カルディやコストコなど)を随分リサーチしました。
2019年5月現在、クランペットのミックス粉を売っているお店はオンラインショップでここだけかなと思います。
ミックス粉を探すと売っていないんですが、最近では既製品のクランペットが売り出されているそうです!
そもそも既製品が手に入らないから作ってみようと頑張っていたのですが、売られるようになったんですね。
私が集めた情報によれば、既製品のクランペットが売られているお店は、「成城石井」さんです。
わりと最近販売されはじめたようで、私もこの記事書くまで知りませんでした。
もう明日にでも成城石井に行ってくる!
まだクランペットを食べたことがない人は、まずはどんな食感なのか知ってほしいです。
クランペットの回し者じゃないですが、あの食感はクセになりますよ。
クランペットの材料自体は、シンプルなのでコツを覚えていつでも家で焼けたら素敵だなと思います。
まとめ
ここでは、本格クランペットのレシピを紹介しました。
長年、試行錯誤を繰り返して失敗しにくい、必ず気泡ができるクランペットレシピです。
オーストラリアやイギリスに留学経験のある方なら、食べたことがあるでしょう。
あの味の再現レシピです!
海外の方のレシピを参考にしながら、日本で手に入る材料で作れるレシピを編み出したので、ぜひ試してくださいね。
冷蔵発酵は、夏とか冬とか気にすることなく発酵ができるので、便利ですよ!