スペインのバルセロナにあるサグラダファミリアが、133年もの間、許可なく建築をすすめていたとして、3600万ユーロ(約46億円)の罰金を支払うことになりました。
つっこみたくなるポイントがたくさんありますよね。
世界遺産にも登録されているのに、133年間も違法建築だったとは、いまさら感が半端ないです。
なぜ、133年もサグラダファミリアが違法建築だったのか、その理由について調べました!
Contents
サグラダファミリアとは?
サグラダファミリアとは、スペインのバルセロナにある教会です。
1882年に着工を開始してから、100年以上たった今も、未完成で建設工事中の建物。
ガウディの作品として世界遺産に登録!
サグラダファミリアはまだ未完成でありながらも、2005年にアントニ・ガウディの作品として、世界遺産に登録されています。
未完成なのに、世界遺産登録されるというのは、世界遺産のなかでも極めて異例のようですよ。
世界中が注目している、素晴らしい建築物ということですね!
わたしは、幼いころにサグラダファミリアを訪れたことがありますが、まだ小さかったにも関わらず、サグラダファミリアの絶景はしっかり記憶にのこっています。
小さな子どもにも印象づけられる建築物ってそうないと思います!
サグラダファミリアは2026年に完成予定?
着工から100年以上が経過しても、まだ完成しないサグラダファミリアですが、当初は300年以上はかかるといわれていました!
その理由が、サグラダファミリアの設計図は今は亡きガウディの頭の中にしかなく、今残されているのは一枚のスケッチのみ。
スケッチを参考に、完成させようとしていたわけですから、時間かかりますよね~笑
わたしたちが生きている間に完成形はみることができないんだな~と思っていましたが、IT技術の発達や建築費用が潤沢になったおかげで、急激に建築速度がはやまり、2026年には完成する見込みだそうですよ!
や~スペインはとても好きな国なので、ついつい前置きが長くなっちゃいました。笑
とりあえず、完成形のサグラダファミリアを生きている間に拝めそうだということで、とても楽しみです。
【サグラダファミリア】133年間違法建築で罰金3600万ユーロ
そんな世界のサグラダファミリアが、なんと133年間ものあいだ違法建築だったという報道が流れましたね!
しかも、133年間分の違法建築の罰金は、3600万ユーロなので、日本円で約46憶円。
これを、サグラダファミリアの理事会は、これから10年かけて支払うことで合意したそうです。
金額も金額ですが、なにより世界遺産にまで登録されているサグラダファミリアがなぜ今になって、こんな事態になってしまったのかとても気になりますよね。
サグラダ・ファミリアが違法建築だと話題になってるけどなんで今まで気付かなかったのか。そこが疑問
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なぜ133年ものあいだ違法建築だったのか
New York Timesによると、サグラダファミリアの理事会は、サントマルティという町が1885年に発行した建築許可証をもっていると主張していた模様。
どういうことなのかというと、サントマルティという町は、1714年から1897年までは独立した一つの町だったのです。
1897年から、バルセロナが統括する町として統合された歴史があるらしいですね!
サグラダファミリアが着工したのは1882年のことなので、サグラダファミリアはバルセロナのものではなく、サントマルティの建築物だったわけです。
そのため、1885年にサントマルティに建築許可証を発行してもらっていて、その許可証が有効であると疑いもしなかったというのが、サグラダファミリア側の主張。
しかしながら、バルセロナは1897年に統合された時点で、バルセロナが発行した許可証が必要だったと主張し、結果的にサグラダファミリアが罰金を払うことで収束したというのが全貌です。
個人的には、バルセロナもサグラダファミリアのおかげで観光客も右肩上がりなわけなので、いまさらこんな巨額の罰金を科すのもどうなのかな~と思ってしまいます。
- 1885年にサントマルティ発行の許可証を持っていた
- 1897年にサントマルティはバルセロナに統括される
- サグラダファミリアは当時の許可証が有効だと思っていた
- バルセロナは許可証は統括された時点で、再発行が必要だったと主張
- サグラダファミリアが罰金を払うことで解決
まとめ
世界遺産のサグラダファミリアが133年もの間、なぜ違法建築だったのか、その理由について解説しました。
133年間も気が付かなかったのに、なぜこのタイミングで気が付いたのか、気になるところですが、そこは分かりませんでした。
個人的にはもやもやが残りますが、建設が継続できるかたちで、収束して安心しました!
2026年の完成が待ち遠しいですね。