2019年6月3日、シベリアの永久凍土から約3万年前に生まれたホラアナライオンが発見されました。
表情も分かるほど、奇跡的に良い状態で発見されたようです。
シベリアの永久凍土からは、過去にも様々な動物(生物)が発見されています。
そこで、今回発見されたホラアナライオンの概要をまとめつつ、シベリアの永久凍土で過去に発見された動物たちを紹介します。
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永久凍土から3万年前のホラアナライオンを発見
【永久凍土からライオン発見】https://t.co/MQp77hGlcC
シベリアの永久凍土から、氷河期に生息していたホラアナライオンの赤ちゃんとオオカミの頭部が氷漬けの状態で見つかったと、ロシアと日本の共同研究チームが発表。表情が分かるほど「奇跡的に良好」な状態という。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) June 3, 2019
シベリアの永久凍土から、氷河期自体のホラアナライオンの赤ちゃんが氷漬けの状態で発見されました。
写真を見ても分かるとおり、まったく腐敗することなく、まるでまだ眠っているようにも見えます。
ホラアナライオンとは
- 現在の動物園にいるライオンよりも体が大きく、たてがみがない
- 原始にちかいライオン
- クロマニョン人(4万~1万年前の人類)が描いた壁画に登場する
- 乾燥した寒冷地を好む
ホラアナライオンは、2015年と2017年にも永久凍土から発見されています。
世間の反応は?
永久凍土からホラアナライオンの赤ちゃんがきれいな姿で発見されたことに対し、世間の人たちはどのように反応しているのでしょうか。
ロマンを感じるという意見が多数
えぇ!!凄い
でもさ、これって永久凍土が溶けて出てきたって事???なのならあまり良くないのかもしれないけど…
でもやっぱり凄い事だよね!そして、今も昔もライオンの子供は可愛すぎる!
3万年前!!!
ロマンがありすぎる、、、
しかもこんなにお顔がしっかり残ったままで。どんな世界を見ていたライオンちゃんなのかな
永久凍土っていう響きもすごいし、地球ってまだまだ未知の部分が多くてほんまにすごいなってロマンだわ…
私も第一印象は、ロマン!!でしたが、よくよく考えると喜んでばかりもいられない状況なんだと考えさせられる意見もあがっていました。
永久凍土を懸念する声も
今の人間に非常に危険なウイルスなどの病原体が氷の中に眠っている可能性もゼロではない。
大発見の部分は大歓迎だけど、温暖化で氷が溶けるのは怖い部分も多い。
細菌などは目に見えないので、余計に不安になります。
菌などの単純細胞のほうが、生命力高そうですもんね…。
あまり良い事じゃないのかも。
と。どうしても頭をよぎってしまう。
生命があったもの。このままそっとして
あげたい気持ちになった。
CO2が原因の地球温暖化で永久凍土がとけることにより、さらに多くのCO2が排出されているのスパイラルが起きてるらしい
永久凍土が溶けだすことでCO2は増えるは、なくなる島も多数ありますよね、きっと。
いろいろな憶測も浮上
地球の慣例化では説明できないですね。
動物は温度の変化に敏感です。寒くなってくれば暖かい方へ移動します。
もし、気温の変化と言うなら異常気象で、夏の暑い日に真冬並みの寒波が一度に襲ったとしか考えられない
これは一理ありますよね。
こんなきれいな状態で残っているということは瞬間冷凍されたのかと思わざるを得ません。
ある日突然、ものすごい寒波がこの地を襲ったと考えるのが自然です。
当時はシベリアは暖かい環境だった。と言うこと。 地軸が今よりかなりズレていたんだろうな。
最近の気象を考えると地軸が移動しているのかと想像してしまいますね。
今も広い意味では氷河期なんです。それが周期的に終わろうとしているので、徐々に暑くなるのは当然の事。今から原始時代のような生活をしても暑くなっていくと過去に授業で習いました。勿論人為的な要因もありはするそうですが
昔は永久凍土は凍っていなかったということですもんね。
数万年前は、現代のように排気ガスやCO2を排出する工場・ハイテク機器はなく、自然に寄り添っていたのだろうと思うのですが、それでも今より暑かったということですよね。
長い目でみると、地球は異常気象や天変地異のような現象を繰り返しながら今日まできているのかもしれません。
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永久凍土から発見された動物たちまとめ
ではここからはロマンがいっぱい詰まったシベリアの永久凍土から過去に発見された動物たちを紹介しましょう。
3万9,000年前のマンモス
3万9,000年前の6~11歳になるマンモスが、2010年にサハ共和国(ロシア)で発見されたことがあります。
ほぼ全身が残っていたとのことで、本物のマンモスの写真を拝める日がくるとは信じられないですね。
最近、記憶に新しいのが近畿大学の研究チームが2万8,000年前のマンモスの化石から採取した、核細胞が息を吹き返したという報道がありましたよね。
なんでも世界の研究チームはマンモスの復活を目指しているそうですよ。
1万年前のケブカサイ
2014年には、1万年前に生きていたと見られるケブカサイの子どもが発見されたことがあります。
シベリアに生息していた捕食動物によって体の半分はなくなっているようですが、永久凍土に埋まっていた半分は無傷で残っていたんだそう。
過去にも5頭程度しか発見されていない貴重な種なんだとか。
9,000年前のステップバイソン
2011年には、9,000年前のミイラ化したステップバイソンが発見されました。
ステップバイソンとは、現在のバッファローの祖先であるとされています。
ステップバイソンといえば、スペインのアルタミラの遺跡なんかに描かれている動物です。
脳や臓器などは完璧な状態で残されていたそうですよ。
4万2,000年前の子犬や馬
永久凍土の中からは、犬や馬の子どももよく発見されています。
2019年に見つかったこの馬は4〜3万年前に絶滅したレナ馬と呼ばれる種類で、溺死したとみられています。
何が凄いって、なんとこの馬には血液や尿まで残っていたそうですよ。
4万2,000年前の線虫
2015年には、シベリアの永久凍土で発見された線虫の一種が、4万2,000年ぶりに息を吹き返したとの報告もあります。
すごい生命力。言葉こそ話せないけど、4万2,000年前の地球を知っているんですよね。
ちょっとスケールが違いすぎて、興奮がおさまりません。
3万年前の未知のウィルス
わ~これですよ!みんなが心配していた謎のウィルス。
このウィルスは人間や動物には感染せず、微生物に感染すると報告されています。
なにより怖いのが、このウィルスまだ増殖する力を持っていて、細胞内での増殖が確認されたとのことです。
まとめ
今回シベリアの永久凍土で発見された動物たちについてまとめました。
シベリアの永久凍土で過去に発見された動物・生物は、
- マンモス
- ケブカサイ
- ステップバイソン
- 馬
- 犬
- 線虫
- ウィルス
改めて、冷凍保存の威力を思い知りました。
この中でも線虫やウィルス、マンモスの核細胞が長い年月を飛び越えて息を吹き返しています。
これから研究が進んでいき、新しい発見につながっていくと思われますが、同時に蘇ってはいけないものをよみがえらせて、地球の生態系が壊れてしまわないか心配ですね。
今後の報道も注意深くチェックしておこうと思います。